四季を愛でてみる(笑)

ふと、電車の中から見た雲を見て。

(電車内でシャッター切るのに非常に気を使いません?(==; )


夏の雲じゃない気がします。
うーん、まだまだ天気、気温、湿度は変動しまくりな日が続いておりますが、
確実に秋に向かっておりますね。


そこまで考えたときに、雲繋がりでふと思い出した言葉があります。


八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を


先程の写真とはぜんっぜん関係ないのですが、思い出しちゃったんだからしょうがない。
話題変更です。

この歌はスサノオクシナダヒメをヤマタノオロチから助けた後、クシナダヒメを嫁に迎え、
出雲の地で読んだとされる、日本最古の和歌です。
意味は……

雲が何重にも立ちのぼっている。
(雲が湧き出るという名の)出雲の国に、八重垣を巡らすように、雲が立ちのぼっている。
妻(クシナダヒメ)を籠らすために(共に生きるために)、(俺は宮殿に)何重もの垣を作ったけど、
ちょうどその八重垣を巡らしたように(雲が立ちのぼっている)

という内容です。
5・7・5・7・7と、非常にきれいに作られているため、後になって作られた説があったりします。
また、上記以外で多くの解釈が発生していますが、僕は学者ではないので一番好きな解釈を採用です(笑)

で、上記解釈をベースに、和歌という性質上欠けている言葉を補い、その情景を想像して頭のなかで映像化してみると、随分とドラマチックな場面になるではないですか。
よっぽど見事な雲が立ちのぼっていたのでしょう。
表情まで想像できそうです。……声、当てたいな……(笑)


柄にもなく、浸ってしまいました。