ナレーションの上達のために

本日は東京ドーム近くにて、口型のチェックに行ってきました。



発声練習のときによく
「はーい、じゃあ大きく口を開けてやってみましょう〜〜」
という人がいます。

これは正しいのですが、場合によって危険だと最近分りました。
(あ、でも各自師事している方に従ってください。下手に何か反論して怒られても当方何にも責任は持ちません。)

歌の場合はいいのかもしれません。特に合唱などの"芸術系"。
口の奥を空けて、その空間で音を共鳴させ、美しい音を作り出していく場合は口を、それも奥を大きく開ける必要があります。
なので、上記指示は正しいといえます。

しかし、産業となる喋りのジャンルとなると話は違ってきます。
(同じく産業の範囲であるポップス系の歌。その発声や口型は、詳しくないので言及は避けます)
口の奥を空けて発声すると、いわゆる合唱やオペラなどで使用している音の成分が入ってきて、若干聞きづらくなってきます。
しかも歌と違って喋りは、物によりますが何時間も喋らなくてはいけません。
なので、発声は口先だけ。しかも唇や舌は出来る限り小さく動かし、必要最小限の動きにとどめる。
そうすることにより、長文のナレーションにも対応できることになるのです。

これが喋りの場合の発声、及び口型の最終形態・・・のはずです(笑)
なので、冒頭で触れた口型をチェックしに行く必要が発生するのです。

そして、自分の喋りの訓練の中で長時間、同じ調子で喋り続けて、どれだけやれるか?という訓練を取り入れていたりします。
実際やってみると、予定などのために中断せざるを得ないのですけどね(´・ω・`)
その場合、口を大きく開けていたら疲れきってしまいますが、そこまで大きく口を開けずに喋っているため、大丈夫だったりします。
実際何時間持つのだろう・・・・・・真剣に実験してみたいなぁ。

そしてこの疲れ具合がですね。
また「あ、これだけやれた。また上達したー!」という実感を与えてくれるのでたまりません。
・・・・・・この発言はマゾっぽかったか・・・?(==;


最後に何度もいいますが、発声練習で師事している方がいらっしゃる場合、その方の方針に従ってくださいね。
あくまで上記理論は僕の感じたことを書いただけなので〜〜