【トリビア】日本における九九の歴史について
先日ご紹介した"算法少女"という本から知ったトリビアです。
- 作者: 遠藤寛子
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/08/01
- メディア: 文庫
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「万葉集に九九を使った唄がある」というものです。
万葉集というと奈良時代。7〜8世紀です。
え!?そんな古いの?
とビックリしたので調べてみました。
百岐年 三野之國之 高北之 八十一隣之宮尓……
よく分かりません(==;
現代仮名使いで読んでみますと……
ももきね 美濃の国の 高北の くくりの宮に……
となります。
ここで注目するべきは「八十一」。読みを見てみると「くく」と読んでいます。
つまり……
九九(くく) = 八十一
を言葉遊びで取り込んでいるのですね。
九九を知らなくては出来ない遊びです。
他にも十六と書いて「しし」と読んだりもしているようですね。
どうやら役人の税金計算で、
"掛け算を知らないことにはやっていられなかったから中国から習った"という理由のようですが……
いやはや、身近な計算にこんな歴史があるとは。
お面白いですね。