映画版 少年H
ここ数日、仕事で日本の現状や、構造について学問的に触れる機会が何回かありました。
それが関係しているのかはサッパリ分りませんが、その時、ふと、昔テレビドラマで少年Hをやっているのを見たのを思い出しました。
特攻隊が船に突っ込んでいく映像見て、胸が苦しくなって、それ以上見られなくなった記憶があります。
泣きそうになって、「風呂入ってくる」といって避けたんだ(笑)
そんな体験を思い出したところで、映画版を見ていないことに気づき借りてみることに。
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2014/02/21
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これです。
今知りました、水谷豊さんが出ていらっしゃったのですね。
テレビドラマでは、確か"オトコ姉ちゃん"がよく出ていたと記憶しておりましたが、映画版では余り触れないのですね。
そんなことに「ふーん」と言いながら見ておりましたが・・・・・・
戦争に段々と突入していく所からやはり何も言えなくなって来ました。
空襲のシーン・・・
戦前、戦中、戦後と一瞬で思想が変わっていく方々・・・
妹が疎開先から持ち帰った米を食べようとする家族、それを周りからみる人・・・
それぞれのシーンでの、それぞれの人の思考を考えていくと、それはそれは強烈で、複雑で、必死で・・・
「うわぁ・・・・・・」
「うわぁ・・・」
と、気づいたら何度も独り言を言っておりました(笑)
見るのに体力が非常にいる映画ですが、色々な側面から様々なことを考えながら見られた作品でした。
職業柄、戦争時の小説を読むこともありますので、非常に参考になった気がします。
表現にして出すということをする以上、喋り手側としてはニュートラルでいたいため、こういうのを見たり聞いたりして
自分の思想を語る気はありません。
しかし、知識としては、もっと入れなくてはいけない。そう思いました。