鏡餅について、調べてみた

ふと目に付いた物。

THE鏡餅

「何故置くのだろう?」と思い始めたら気になってしまい、調べてみました。
こんな唐突な始まりですが許してください(笑)

しかしですね、調べてみると嬉しいことに日本神話が絡んでくるではありませんか♪
せっかく調べたんだし、ということで、その内容を書いておこうと思います。

鏡餅について

・そもそも何で"鏡"なの?
→神様が宿るといわれている鏡の形に似ているからという説がある。

鏡餅の意味は?
丸い形:"円満"を意味する
2つ重ねてある:"重ね重ね"を意味する
上記2つを合わせて"円満に年を重ねる"という意味になるようです。

鏡餅を飾るわけ
→年神様への"お供え物"にするため


ここまで調べて、「ふーん」と終わらせることも出来たのですが、
「そもそも年神様ってどういう神様よ?」と疑問が沸いてしまいさらに調べてみることに。


・お供え物の対象としている"年神様"とは?
幾通りも解釈がありました。
・来訪神のこと
(来訪神:1年に1度、季節などの変わり目に、人の世界に来訪して豊穣や幸福をもたらすとされる"神々"。東北で有名な"なまはげ"もこの来訪神の一種です)
・新しい年の穀物の実りをもたらす穀物神のこと
(「年」は稲の実りを意味するようですね)
・祖先の霊のことを年神様としている所もあるようです。
歳徳神(としとくじん)のこと
(歳徳神陰陽道でその年の福徳を司る神様)
大年神(おおとしのかみ)のこと
(大年神スサノオとカムオオイチヒメとの間に生まれた子供。というか神様。ちなみにカムオオイチヒメとは、クシナダヒメの次に妻となった神様で、カムオオイチヒメと大年神は共に農耕、食料神)


(個人的に)盛り上がってまいりました♪

・で、鏡餅を飾ると、最終的に何がいいの?

→この鏡餅をお供え物として年神様に献上することにより、年神様からお年玉を与えてもらおうという願いがあった。

おおっと、ここでお年玉の登場ですよ。
随分と金目の絡んだお願いが出てきたぞ、と思いきや…

お年玉 = お年魂 = 一年を力強く生きていくための力

という、何とも健康的な図式が出てまいりました。
金目を想像した自分に反省…

同時に、鏡餅にはお正月の間、年神様が宿るとも考えられていたようです。

最終的に、"お供えしていた鏡餅を鏡開きの日に食べることにより、鏡餅に宿った力を分け与えて頂く"という考え方に繋がり、
一年の健康や幸せを願うものとなったようです。

スッキリした!