朗読の訓練。失敗の連続。いや、成功したことあるか?
小説の朗読というのは、地の文あり、セリフありと、
様々な分野での能力が求められるため、よい訓練になります。
現在、有川浩さんの作品、「旅猫リポート」を題材に訓練をしております。
(本の写真は著作権がありますゆえ、載せるのを止めておきますね。)
仲間に「人間&動物モノの感動ストーリーを一緒に訓練してみよう」と誘われたためです。
これいいです。泣きました。正に人間と動物のおりなす、感動物語の王道!といったものです。
しかし1冊全部はさすがにキツイ。
ということで、特定の章のみにしようということにしました。
結果。3人で1時間15分くらいかかりました・・・・・・(o_ _)o
た、大変・・・・・・1冊じゃなくて本当によかった・・・・・・
読む量も大変でしたが、それ以上に問題になったのが感情の方向性です。
これは演出にも関わってくるのですが、
かなしい作品を悲しく、怖い作品を怖く、楽しい作品を楽しくと表現してしまうと、
非常にくどい状態になってしまいます。
下手をすると、白けて面白くなくなります。
通常、作品が作られる際には、
悲しい状態へ行くのであれば、一度とても幸せな状態に舵を切っておいてから悲しい方向へ。
怖い状態へ行くのであれば、一度すごく楽しい状態に舵を切ってから怖い方向へ。
楽しい状態へ行くのであれば・・・・・・(以下略
と、真逆の方向に一回持って行き、ふり幅を大きく生じさせて面白くしています。
僕らしゃべる側は、設定されている性格や性質以外の場所でこの技術を盛り込んでいく訳です。
そこを意識しきれておりませんでした。いやー、失敗失敗。
まだコレを題材にしての訓練は続けようと思っているので、
次回はもう少しうまく読めるようにしておきたいですよね。